後ろ足で立ち上がり、じょうろの注ぎ口に、そっと前足を添えて浴びるように水を飲む-。山口県周南市のダンス教師、石村隆律さん(67)の飼い猫「モックン」の“立ち飲み”姿がりりしいと、地元でちょっとした評判になっている。
白毛のモックンは8歳になる雄の雑種。猛暑の中、長いときは1分間近く飲み続ける。ぴんと背筋を伸ばした見事な飲みっぷりがほほ笑ましいと、立ち止まって写真を撮る人もいるほどだ。
3年ほど前、石村さんが水やりをしていると近寄ってきたので、じょうろの注ぎ口を向けたら立ち上がって飲み始めた。
注がれる水がモックンの顔をびちゃびちゃにぬらす。「雨の日は機嫌が悪いくせに、じょうろからがぶ飲みは良いんだな」。石村さんが笑った。
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