ノルウェーの連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の弁護士は23日、地元テレビ局に対し、同容疑者が犯行を認めた上で「犯行は非道だが、自分の中では必要なことだったと思っている」と話していることを明らかにした。
また警察当局は、85人が死亡した南部ウトヤ島の銃乱射事件の発生時に警察の現場到着に時間がかかり、同容疑者が約1時間半にわたって乱射し続けたことを明らかにした。同島では依然、4~5人が行方不明。首都オスロの爆弾テロによる7人の死者と合わせると、死者は100人近くに上る可能性がある。
警察は23日、同容疑者を訴追。共犯の有無や動機を引き続き調べている。身柄拘束を続ける必要があるかどうかを審理する法廷が25日に開かれる予定で、弁護士によると、同容疑者は「法廷で自分の考えを話すつもりだ」と話しているという。
地元紙によると、同容疑者はノルウェーのネオナチ団体のサイトを利用。匿名の会員と自動車爆弾の製造方法についてやりとりしており、今回の犯行の参考にしていた可能性がある。(共同)
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