2011年4月18日月曜日

民主・岡田氏 国債発行へ「増税必要」 党首会談、自民は難色

民主党の岡田克也幹事長は17日のフジテレビ番組「新報道2001」とNHK番組で、平成23年度第2次補正予算案以降の財源について「国債を出すのは必要だが、将来の増税という担保も必要だ。何もないまま国債を出して復興するということでマーケットはもつのか」と述べ、国債償還のための増税は避けられないとの認識を示した。

 2次補正以降について政府・民主党内には「国債を発行せざるを得ない」との見方が強まっているが、岡田氏の発言を受け、今後、与野党間で増税論議が活発化しそうだ。

 民主党内にはすでに(1)5%の消費税率を一定期間数%上乗せ(2)所得税や法人税の引き上げ-などの案が浮上している。1次補正予算案については公明党の井上義久幹事長が「基本的に賛成だ」と述べた。

 岡田氏は自民党の谷垣禎一総裁が菅直人首相の退陣を求めていることに関しては「唐突感を持って受け止めた。野党第一党の代表として、首相とひざを交えて余人を交えずとことん議論したらどうか」と民主、自民両党による党首会談を呼びかけた。だが、自民党の石原伸晃幹事長は「首相は電話で入閣を打診するなど、人間として問題がある」と批判し、党首会談は難しいとの考えを示した。

岡田氏はまた、小沢一郎元代表が内閣不信任案への同調を示唆するなど首相批判を強めていることについて「与党が結束して国難にあたらなければ、政治は一体何をやっているのかということになる。首相をみんなでしっかり支えなければ、国が本当につぶれてしまう」と牽制(けんせい)した。

 一方、首相や岡田氏ら政府・民主党首脳は17日夜、首相公邸で会談し、1次補正予算案を4月中に国会に提出することを確認した。

1 件のコメント:

  1. 菅直人首相はこれまで丸投げする人生を送ってきたので、自ら決断することはできない。原発問題も決断力が遅れていると言われているが、実際は菅直人首相が決断しなかったのである。このまま菅氏が首相を続ければ、間違いなく国がつぶれる。

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