2011年12月10日土曜日

食べてみたい!? 世界のおめでたい料理

いわゆるおめでたい料理を食べる機会が増えるのがこれからの時期。日本でおめでたい料理というとおせち料理などが思い付くが、世界のおめでたい料理というと、はて?と首をかしげてしまう人も多いのではないだろうか。ちょっと気になる、世界のおめでたい料理を紹介する。

■大根餅(香港)
香港のお正月には欠かせない料理の一つに挙げられるのが、飲茶などでおなじみの「大根餅」。干しエビ、干し貝柱、中華ソーセージなどさまざまな具材を使って、外はカリッと中はモチモチとした食感に仕上げるのがポイントだ。
大根餅
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■鱼生(シンガポール)
鱼生(イューシェン)は、シンガポールの正月料理。大根、人参、生姜などの千切りにサーモンなどの生魚を乗せた刺身サラダのようなものに、酸味のあるソースをかけて食べる。テーブルから立ち上がって、願いごとを言いながら食べるのも特徴の一つ。
鱼生
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■キリバット(スリランカ)
キリバットはお正月、結婚式、誕生日などに食べるスリランカのおめでたい料理の一つ。ココナッツミルクと塩で炊いたライスを、ルヌミリスと呼ばれる塩ととうがらしを混ぜた付け合せと一緒に食べる。食べるときは必ずその年に決まった方角を向いて食べないといけない。風習としては、日本の恵方巻きに近いものがある?
キリバット.jpg
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■サブズィポロ・ヴァ・マーヒー(イラン)
サブズィポロはパセリやコリアンダーを使った、イランの香草入り炊き込みご飯。マーヒーと呼ばれるカスピ海で獲れる白身魚と一緒に食べる。マーヒーは骨が多いため、箸を使わないイランでは骨を手で取り除きながら食べなければならない。黙々と骨を取り除くイラン人の食卓の光景は、蟹に夢中になって無言になる日本人の食卓にも通じるものがありそうだ。
サブズィポロ.jpg
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何でもかんでもグローバル化が叫ばれる昨今ではあるが、正月料理までグローバル化されているという家庭は少ないのではないだろうか。ただ、別に無理してグローバル化する必要もないとは思うので、世界にはいろんな料理があって面白いなあという程度に、本記事を楽しんでもらえれば幸いである。

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