競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介選手が1日に登米市で開いた水泳教室は、東日本大震災で被災した気仙沼市の子供たちのメッセージがきっかけだった。津波でプールが壊れ、「泳ぎたい」という気持ちを募らせた子供たちは、金メダリストの泳ぎに目を輝かせていた。
北島選手は3月31日の産経新聞に掲載された「被災地からのメッセージ」を見て、被災地訪問を決意。5月にも気仙沼市を訪れたが、プールの被害が大きかったため、清掃活動などを行っただけで、子供たちと一緒に泳ぐことはできなかった。
メッセージに登場した気仙沼中学1年の脇坂健也君(13)は、通っていた屋内プールが倒壊し、現在は登米市までバスで1時間以上をかけ、週4回通う。「泳ぐことが日課だったので、震災後は泳ぎたくてしようがなかった」と語る。
北島選手とは5月に続いて2回目の対面で、「今回は北島選手に教えてもらえてうれしかった。もっと練習して自己ベストを更新したい」と声を弾ませていた。
気仙沼高校1年の熊谷菜摘さん(16)は、「北島選手は世界トップの人なので、最初は緊張したけど気さくな性格だった。水の中の動きがきれいだった」と話した。
バタフライが得意という石巻市の小学3年、西村弥風君(9)は、「かっこよかった。やっと泳げるようになったので、あんな風に泳げるようになりたい」と目を輝かせていた。
脇坂君らが通うスイミングスクール「スポーツアカデミー佐沼」の佐藤明弘所長によると、同アカデミーの気仙沼市、石巻市の屋内プールは津波で倒壊。登米市のプールが再開した5月以降、両市から通う生徒は、バスで送り迎えしているという。
佐藤所長は「震災後は子供たちが泳げる環境づくりに必死だった。北島選手がきてくれて、沈みがちだった子供にも元気が戻れば」と話していた。
北島選手は3月31日の産経新聞に掲載された「被災地からのメッセージ」を見て、被災地訪問を決意。5月にも気仙沼市を訪れたが、プールの被害が大きかったため、清掃活動などを行っただけで、子供たちと一緒に泳ぐことはできなかった。
メッセージに登場した気仙沼中学1年の脇坂健也君(13)は、通っていた屋内プールが倒壊し、現在は登米市までバスで1時間以上をかけ、週4回通う。「泳ぐことが日課だったので、震災後は泳ぎたくてしようがなかった」と語る。
北島選手とは5月に続いて2回目の対面で、「今回は北島選手に教えてもらえてうれしかった。もっと練習して自己ベストを更新したい」と声を弾ませていた。
気仙沼高校1年の熊谷菜摘さん(16)は、「北島選手は世界トップの人なので、最初は緊張したけど気さくな性格だった。水の中の動きがきれいだった」と話した。
バタフライが得意という石巻市の小学3年、西村弥風君(9)は、「かっこよかった。やっと泳げるようになったので、あんな風に泳げるようになりたい」と目を輝かせていた。
脇坂君らが通うスイミングスクール「スポーツアカデミー佐沼」の佐藤明弘所長によると、同アカデミーの気仙沼市、石巻市の屋内プールは津波で倒壊。登米市のプールが再開した5月以降、両市から通う生徒は、バスで送り迎えしているという。
佐藤所長は「震災後は子供たちが泳げる環境づくりに必死だった。北島選手がきてくれて、沈みがちだった子供にも元気が戻れば」と話していた。
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