キリンビールは21日、同社で販売するビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)などのうち、計9銘柄で販売を一時休止すると発表した。東日本大震災の発生で、被災した仙台工場(仙台市)が今年9月ごろまで操業停止を余儀なくされたのに加え、缶資材の供給が不足しているため。販売を休止した商品は店頭で在庫がなくなり次第、一定期間、品切れが続く可能性がある。
販売を休止するのは、ビール「キリン クラシックラガー」のほか、発泡酒は「淡麗ダブル」「キリンゼロ<生>」「キリン円熟」の計3種類、第3のビールは「キリン ストロングセブン」「キリン コクの時間<贅沢麦>」「キリン 本格<辛口麦>」「キリン 濃い味<糖質0(ゼロ)>」の計4種類、ノンアルコールビール「キリン 休む日のAlc0.00%」。全部で9銘柄になる。
そのうち、「淡麗ダブル」と「キリン 休む日のAlc0.00%」は5月中旬ごろに出荷を再開する見込みだが、他の銘柄の出荷再開時期については未定とした。9銘柄が占める販売数量は、同社のビール類の約1割程度だという。
一方、主力の「キリン一番搾り」(ビール)、「キリンラガー」(同)、「麒麟淡麗<生>」(発泡酒)、「淡麗グリーンラベル」(同)、「キリン のどごし<生>」(第3のビール)、「キリン フリー」(ノンアルコールビール)については、生産を継続する。
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