福島県は23日、放射性物質による農産物の汚染の有無を検査する態勢を5月から強化すると発表した。経済産業省などから分析機器6台を借り、1日80件程度のサンプルを検査できるようになるという。
県は分析機器3台を持っているが、大気や水の分析に使っており、農産物は千葉市の検査機関にサンプルを送り、結果が出るまで2日程度かかっていた。
ゲルマニウム半導体検出器を経産省から4台、文部科学省から2台借り、福島県郡山市の県農業総合センターに設置。講習を受けた職員が分析に当たる。
県農林水産部の鈴木義仁部長は「サクランボや桃の出荷を控え、品目も増える。態勢強化で、安全性を確認していきたい」としている。
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